今回はミラジーノをシルバーからディスクリクトグリーンに全塗装をしたので作業内容を公開させていただきます。

作業前

今回入庫をした車は、ダイハツ ミラジーノです。
1999年から販売を開始していたこの初代ミラジーノの初年度登録は2002年で今から23年も前の車になります。
最近はレトロの外観から中古でも人気があるみたいで、カスタムを楽しまれている方も多いと聞きます。

入庫時の状態は、ルーフ・ルーフサイド・ボンネットと紫外線と熱でよくやられる部分の塗装がやれていました。

クリアーがまだ残っている状態だと、足つけ程度にペーパーで研いだだけで全塗装ができるのですが、
クリアーが引いてガサガサにやれている状態だと下地作業が必要になります。
全塗装をするついでにホイールも塗装をすることになりました。

作業内容

ドア内塗装ありのパックです。
ホイールはラバーディップ塗装をしました。
ルーフ左ルーフサイドは下地処理をしています。

作業中

全塗装に必要な分解を行なってから、下地作業をします。
大きな凹みや傷は無かったものの、塗装がやれている部分を足つけ程度の軽い研ぎで塗装をすると、下から塗装の悪い部分が浮いてくるなど悪さをするので、塗装がやれていた部分は下地作業が必要です。
ルーフの場合は全体的に悪くなっていたので、研ぎ切ってからサフェーサーという下地材を塗りました。

下地作業が終わったら、ブースに移動をさせてマスキングをします。
マスキングをしたら、塗装の不良につながる皮脂などが付着している可能性があるので脱脂を行い、なるべく埃などを寄せ付けないように除電を行ったら塗装をします。

アウディのディスクリクトグリーンを塗装しました。
メタリックながらも落ち着いたグリーンです。

ホイールも塗装をしていきます。
ホイールは仕上がり重視だとタイヤは外して塗装をしますが、コスト重視だとタイヤがついたままの塗装をすることもできます。
今回はラバーディップの塗装を希望されていました。
ラバーディップは剥がせる塗装で、耐久性は2〜3年程度ですが小傷に強く剥がしたくなったらいつでも剥がせるといったメリットがあります。

タイヤに塗料が付着をしないようにホイールとタイヤの間にトランプを隙間なく挟んでマスキングをしていきます。
その後はタイヤを覆うようにマスキングをしてから塗装の準備をしました。

ホイールは塗りやすいようにててて塗装をしました。
綺麗な白になりましたね!!

塗装が全て終わったら、組み付けをしました。

塗装をした際にブツや埃などが乗っている箇所は磨きで取り除きます。
それを終えたら動作確認も含めた最終チェックをして完成です。

完成

完成しました!
メタリックのグリーンが輝くかっこいい車になりましたね。
ミラジーノの設定である緑は深いグリーンですが、淡い色のグリーンも馴染んでいてオシャレです。

ルーフも下地からやったので、綺麗な状態で塗りあがっています。
ホイールも塗装をしたので、丸ごと綺麗になってまとまりが出ました。
ラバーディップなのでホイールに大きく傷が入っても剥がせば塗装前の状態に戻せるのが嬉しいですね。

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