今日はホンダ N-BOX /(スラッシュ)をレッドからフィアットのブルーヴォラーレに全塗装をしましたので、作業内容を公開させていただきます。

施工前

今回入庫をしたのはホンダ N-BOX /(スラッシュ)です。
初年度登録は2017年なので、赤色だけど褪せてはいなく全体的にとても塗装状態は綺麗な車でした。
中古で購入されたようで、今回はお気に入りの色に色変えを希望されていました。

今回は色変えなので、ドアの内側も塗っていきます。

施工内容

ドア内塗装ありのパックです。
2トーン塗装をしました。
下塗り塗装をしています。
左右ヘッドライトクリアー塗装をしました。

作業中

ヘッドライトやボンネットやバンパーなど全塗装で取り外しをするパーツはじめ、今回はドアの内側も塗るのでドアもフロントとリア両側とも取り外しをしました。
取り外しが終わったら、軽くマスキングをして足つけをしていきます。
足つけはペーパーで塗面を傷つけることによって凹凸を作り表面積を広げることができます。
ツルツルの面だと塗装はパリッとすぐ剥がれてしまいますが、凹凸のある面に塗装をすると凹凸の部分にも塗料が入り込むので剥がれにくくなるので塗装をするときは足つけ作業が必要になります。

足つけ作業が終わったら塗り分けのルーフだけ先に塗装をしました。
塗装が終わったら乾燥をさせ、その後すぐフェンダーやクオーター周りの下地色を塗るためにマスキングをしました。
下地色を塗らずに足つけをした後に色を塗ることもありますが、今回はブルーヴォラーレという赤からは大きく変わる色の為に今回下地色を塗ることを提案しました。

下地色は白を塗りました。

下地色を塗ったら乾燥をさせて少し研いで本体色を塗ります。
塗色はフィアットのブルーヴォラーレです。かわいい色でN BOXにもピッタリです。

分解をしたパーツも治具にかけたり台においたりして下地作業をしていきます。
ドアは少し傷などの修正のために先に研いでから下地材であるサフェーサーを吹き付けしました。
サフェーサーは新しい塗料との密着性を向上させたり小さな傷や凹みを埋めたりすることができます。

分解をしたパーツも下のように下地色を塗りました。

下地色を塗って乾燥をさせたら、再度軽く研いでから塗装をしました。
これで塗装作業は完成です。

塗装が完成したらヘッドライトのクリアー塗装をしていきます。
今のヘッドライトはポリカーボネートというプラスチックの素材で作られています。
耐衝撃・耐熱な上に透明度が高いことからヘッドライトにも積極的に採用をされている素材ですが、10年近くなってくるとうっすらひび割れみたいなものが見えてきたり、黄色くなってきたりします。
余程黄色いと車検が通らないこともあるみたいです。
このヘッドライトはもちろんそのままつけても車検は通るのですが、ヘッドライトを綺麗にすると一気に新車のような新しさになって塗装が綺麗になった状態がより際立つのでお勧めです。

ヘッドライトクリアー後の写真は下の状態です。
一気に綺麗になると嬉しいですね。

ヘッドライトも綺麗になったら、ボディーに取り付けを行い建て付けや動作確認などの最終確認をしたら、全ての全塗装の作業は終了です。

完成

赤黒のかっこいい系から水色白のかわいい系になりましたね!
これくらいガラッとイメージが変わると、周りからも乗り換えた?と聞かれそうです。
ヘッドライトも綺麗になったので、ぱっと見が新車のような仕上がりになりました。

この車のオーナー様は音楽関係の仕事をされている方で、このN-BOX /(スラッシュ)はとても音響の設備がいいんだとか。
いろんな音楽とと共に末長く乗り続けて欲しいですね。

街で見かけるあの色に塗ってカスタムしたいなど塗装のことは気軽に相談をしてくださいね。
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!

来店での見積もりご希望のお客様は、あらかじめ連絡をいただけると助かります。