今回はシトロエン AX GTIと黒からルノーのブルーメタンに全塗装をしたので、作業内容を公開させて頂きます。

施工前

今回はシトロエン AXが入庫をしました。
初年度登録は1992年。なんと33年前の車になります。
こちらはオーナー様が全塗装を前提で購入をされたもので、入庫時の塗装状態は登録から33年も経ってるのもあってかあまりいい状態ではありませんでした。

ボンネットは塗装がやれており、ルーフは塗装が剥げている状態で下地作業が必要な状態でした。

施工内容

ドア内塗装ありのパックです。
エンブレム移設による穴埋めをしました。
リアウィング取り外し・ドアプロテクター取り外し。
ラインステッカー貼り付け。
ルーフ・ボンネット・フロントフェンダー下地処理をしました。

作業中

分解をしてから、ボンネットは剥離をしました。
剥離は剥離用の溶剤を全体的に塗ってから放置して、塗料が浮いてきたら浮いてきた塗料を取る→まだ残っている塗料があれば再度溶剤を塗る→塗料を取るの繰り返しをします。
ある程度取れてからは、粗目のサンドペーパーで削り落として剥離を完了させました。
ボンネットはエンブレムの位置を変えるので、エンブレム用の穴埋めも行う作業も剥離を終えてからしました。

ルーフは剥離材で剥離ができないので、塗装の悪くなっている部分を全て綺麗に削り落としてから、サフェーサーを吹きました。
サフェーサーは小さな凹みや傷などを埋めて滑らかにしたり、新しい塗装の密着や発色を良くしたり、防錆効果がある下地材です。

ルーフの他にも、ボンネットやフェンダー一面、その他は部分的に塗装が悪くなっている部分にサフェーサーを吹きました。
サフェーサーが乾燥をしたら再度研いでからマスキングをし、色を塗る準備をします。

マスキングを終えて皮脂などを除去する脱脂作業と静電気によってなるべく埃などが乗らないようにする除電の作業もします。
こうして塗装の準備を終えたらいよいよ塗装です。
色はルノーのブルーメタンという色を塗りました。
緑系のブルーで可愛いですね。

塗装を終えたら、乾燥をさせ部品を組んでいきます。
組んだら磨きをして、最後に建て付けや動作確認などの最終チェックをして前期用のステッカーを貼り付けして完成です。

完成

完成後の姿はこちらです!
33年前の車ですが、全塗装をしたら車に時代を感じながらも、塗色もあってかとてもおしゃれに纏まった車になったと思います。
また前期仕様にするためにボンネットを穴埋めして移設したのもわからないようになっていていいですね。

中の様子はこちらです。
色変え全塗装をする多くの人は、ドアの内側も塗るかたも多いです。
もし予算がなかったりしても反対色だったり大きく色を変えなければ目立ちません。
なので色変えしたいけど予算はと言った方は一度相談して見てくださいね。

街で見かけるあの色に塗ってカスタムしたいなど塗装のことは気軽に相談をしてくださいね。
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!

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