当社では全塗装のついでにできるカスタムとして、バンパーなどにラプターライナー塗装を施工することが多いです。
ここではラプターライナー塗装のことやメリットデメリット、施工事例などを書いています。

ラプターライナー塗装とは?

ザラザラとした塗装を見たことありますか?普通の塗装はつるっとしていて平滑ですが、ラプターライナー塗装は違います。
触るとザラザラとした粒を感じる質感の塗装です。
通常の塗装をしたバンパーは飛石などで傷が付きますが、ラプターライナー塗装は傷や凹みなどの高耐久性を持っているためにオフロードなどの極端な環境条件下でもその強靭な保護能力で塗装したパーツを守ることができます。
高耐久性の他にも、紫外線による色褪せなどの劣化に強いUV耐性だったり、腐食や錆の発生の原因となる水や湿気などの抵抗力がある防水性だったり、多くの化学薬品に強い耐薬品性などのさまざまな機能が備わっています。

また、黒だけではなく色もカスタマイズをすることができるため、黒ではない色に塗って理想に近づけたいという要望にも答えることができるようになっています。

チッピング塗装について

ザラザラした手触りの塗装の仲間にはチッピング塗装というものがあります。
チッピング塗装はまず、ザラザラとした元となるベース塗料を塗ってからカラーの塗装をする塗装になります。
ラプターライナー塗装よりは柔らかめの手触りになって耐久性はラプターライナー塗装よりは劣りますが、後からカラーの塗装をする為に、ラプターライナー塗装よりは狙った色が塗れる強みもあります。

RAV4 特別仕様車アドベンチャーオフロードパッケージ2に「ゴリゴリブラック塗装」

トヨタが提供しているRAV4のオフロードパッケージにゴリゴリブラック塗装というものがあります。
ラプターライナー塗装よりは凹凸が滑らかで柔らかめの印象ですが、オフロードを意識するザラザラとしたマットな質感や軽微な傷がつきにくかったりする仕様のようです。

メリットとデメリット


ラプターライナー塗装は施工性の高さからDIYでも塗装ができるそうです。そこも含めたメリット・デメリットを説明していきます。

メリット

  • 通常の塗装よりも耐久性が上がるので傷や凹みなどに強く車両の寿命を延ばすことができます。
  • 高い防錆や防水機能
  • 表面が汚れにくいので、メンテナンスが容易です。傷つきにくく紫外線による色褪せなどもしにくいので見た目を永く保つことができます。
  • 黒以外にも塗ることができるので、独自のスタイルを作ることも可能です。
  • DIYでも塗装ができる高い施工性。
  • お店で施工する場合は塗装のガンで塗るので、ザラザラとした粒の大きさが決めれて、粒の大きさも揃う。

デメリット

  • 高価な塗料を多く使う為、艶消し塗装(マッドブラックなど)よりもコストがかかる。
  • 再塗装が難しい。塗料の耐久性が高いので、塗料を剥がしてから再塗装をすることが難しいです。
  • 高価であることと、再塗装が難しい性質の塗料の為、ラプターライナー塗装による全塗装はオススメができないです。
  • 表面がザラザラとした塗装が特徴なので、艶消し塗装のような滑らかな仕上げを目指す方には向いていません。
  • 乾燥をするに時間がかかるので、DIYで施工する場合は乾燥させる機械がない場合にパーツを外したまま何日も乾燥をする必要がある。
  • DIYで施工をする場合粒の大きさにばらつきが出る場合がある。

ラプターライナーの施工事例

パジェロをレンジローバーのジャバブラックに全塗装をしました。
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クロスロードをトヨタのダークグリーン(6V7)にて全塗装を行いました
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