今回はマツダ CX-5を同色全塗装しましたので作業内容を公開させていただきます。

施工前

今回入庫をした車はマツダ CX-5です。
初年度登録が平成24年なので、13年前の車になります。
車の状態はボンネットとルーフの塗装がやれており、全体的に色が薄くなっていました。

赤色だとどうしても紫外線に弱いので、他の塗装よりも劣化が早くなりがちです。
ルーフとボンネットは直射日光やエンジンの熱によって、他のパーツよりも劣化が早くなってしまいます。
今回のこの状態ですと、下地までダメになっているので剥離する必要があります。

施工内容

ドアの内側の塗装は無しのパックです。
ルーフ・ボンネットは下地処理をしました。

施工中

全塗装に必要な分解をします。主にヘッドライトやドアノブなどはすぐに分解をします。
分解が終わったら、ボンネットを剥離していきます。
塗装を浮かせる溶剤を用います。
溶剤でも取りきれない部分はあるので、そこはペーパーで落として完全に塗装が残っていない状態にします。

剥離が終わったら、すぐにサフェーサーという下地材を塗ります。
塗装を取った状態で放置をしておくと、鉄と酸素が反応をしてすぐに錆びてしまうからです。
サフェーサーは防錆や小さな傷や凹みなどを埋めてくれて、新しい塗装の密着性の向上や発色を手助けしてくれるものです。

ルーフは分解ができず溶剤が使えないのでペーパーで悪い部分を綺麗にペーパーて研ぎ切ってから、ボンネットと同じくサフェーサーを一面にしっかり塗りました。

下地作業を終えたら、車を塗装ブースへ移動をさせて塗装の準備をします。
マスキングは埃が立ちやすい新聞紙などは使用をせず、ツルッとした表面が特徴のハトロン紙やビニールを使います。
マスキングを終えると、下地作業やマスキングなどでついた皮脂などを落とすために脱脂を行い、なるべく埃が乗らないように除電を行なったら塗装の準備は完了です、
ドアの内側は塗らないので、ドアをつけたまま塗装をしました。

塗装が完成しました!
ブースの中だと蛍光灯のみなので、少し暗く見えるかもしれませんが外に出るととても綺麗な赤です!

本体の塗装が終わったら、分解をしたパーツも塗装をします。
パーツの点数が多ければ多いほど、1回で全て塗りきれなくなるので大変です。
今回はボンネットとリアゲートは別で塗りました。

分解したパーツを塗った後です。
乾燥をさせた後は組み立てをします。

ブースから出した写真です。ブースの中と外だと色味が結構違って見えますね。

マスキングを剥がした後、組み立てをして塗装の状態を確認して磨きを行い、建て付けや動作確認などの最終チェックをして完成です。

完成

全塗装が完成しました!
色の深みが戻ってマツダの赤のかっこよさが復活しましたね!
一番目につくボンネットの色褪せも無くなったので、ドライブや洗車も楽しくなりそうです。

色褪せの部分のビフォーアフターです。
綺麗に塗り直すと、より愛着が湧きますね。これからも末長く乗り続けて欲しいなと思います!

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