今回はお客様のインプレッサを同色全塗装をしたので、作業内容を公開させていただきます。

施工前

施工前の状態の写真がないので、文章で失礼します。
こちらのインプレッサの初年度登録は2004年と19年前のお車でした。
青は紫外線を反射するため、赤や黒よりは塗装の劣化が激しくはないのですが、19年前のお車となると劣化も目立ってきます。
ボンネット・ルーフ・左ルーフサイド・リアウィング・トランクと下地処理が必要なパーツが多かったです。

施工内容

同色全塗装でドア内塗装なしのパックです。
ボンネット・インシュレーター・ルーフ・左ルーフサイド・リアウィング・トランクと下地処理をしています。
サイドステップは取り外さずそのまま一緒に塗装をしました。
持ち込み部品と交換をしています。

作業中

本体の下地処理を先にしました。
ボンネットとルーフ、ルーフサイドはエンジンの熱だったり経年劣化によるヤレだったりが主な原因です。
右と左のサイドパネルは主に下側に補修がされていますが、こちらは経年劣化と飛石などが原因だったりします。
一度全面にペーパーを当ててから、特に悪くなったところをしっかり削り取り、サフェーサーという塗装下地材を吹き付けします。
サフェーサーという塗装の下地材は旧塗膜と新塗膜の密着をあげたり、塗料で埋まる程度の傷や小さな穴も補修をしてくれます。

下地処理が終わったら、ブースに移動をさせてマスキングをしていきます。
ハトロン紙というマスキングの紙を使って、マスキングをしていきます。
下地処理の際は新聞紙を使うこともあるのですが、新聞紙は埃もたちやすいため塗装をするときには向いてはいません。
ツルツルとした表面のハトロン紙は埃もたちにくいので塗装に向いています。
マスキングを終えたら、手の皮脂などで塗装の不具合が起こってしまうのを防止するために脱脂をおこなったり、
埃や塗料のブツがなるべく乗らないように静電気の除去を行なってから塗装をします。

WRブルーマイカを2コート仕様で塗りました。
2コート仕様とはベースにカラーベースにパールやマイカやメタリックなどを混ぜた状態でベース塗装を行い、
仕上げにクリアーを吹いて完成といった仕様です。
3コートというカラーベースの後にパールなどを別で吹き付ける仕様に比べて、工数が少なく済みます。

しっかり乾燥をさせて本体は完成です。

本体が終わったら、分解をしたパーツの塗装をします。
吊ることの出来るパーツは治具にセットをします。
吊ることによって塗装の時に吹き付けの動作を止めずに流れで全て塗装ができるので、塗装も綺麗に仕上げることができます。

本体同様に2コートで塗装をして、しっかり乾燥をさせて組み付けをします。

組み付けが終わったら、全て動作を確認して完成です!

完成

完成したお車がこちらです!
スバルと言ったらWRブルー!というくらいこの色というくらいの定番の色ですが、
艶々になって青みも戻って新車のようになると嬉しくなってしまうのもこの車の魅力かなぁと思います!

内側は塗らなかったですが、少し内側の方が褪せているかなと思いますが、大きな違和感はない仕上がりです。

経年劣化で塗装がやれてしまったけどまだまだ乗り続けたいという方、中古車を買ったけれど塗装状態が気になる方
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!