今回はプロボックスを色替え全塗装したので、作業内容を公開させて頂きます。
作業前
今回入庫をした車は、プロボックスです。
2002年に登場をして以来、商用車として大活躍して道路に出たらこの車を見ない日はないんじゃないかなというくらい普及しましたね。
アウトドアブームあたりからかこの車をカスタムする方増えている気がします。
気がづいたらプロボックスに特化したカスタム屋さんがあるとか!すごい勢いですね。
なんと今回入庫したプロボックスは新車を納車当日に入庫しました。
なので下地作業は足付けのみで十分な状態でした。
作業内容
ドア内塗装ありのパックです。
フロントエンブレムの穴埋めをしています。
フロントバンパーやミラーなど黒い部分はラプターライナー塗装をしました。
作業中
塗装に必要な分解をしていきます。
分解が終わったら、足つけ作業をしていきます。
足つけ作業とは塗装表面をペーパーで傷をつけて凹凸を作り、表面積を広げる作業のことを言います。
これをしないとツルツルの状態から塗装をしてもすぐに剥がれてしまうので塗装する上ではとても大事な作業です。
全体にペーパーが当たって足つけ作業が完了をしたら、ボンネットの穴埋めをしました。
穴を埋めたらサフェーサーという下地材を吹いて平滑にしていきます。
サフェーサーは穴埋めしたところにもしっかり塗装が密着するように補助をするための大事な下地材です。
足つけの終わった車は塗装ブースに移動をさせます。
塗装ブースに移動をさせたら塗装するためのマスキングをします。
下地作業では新聞紙などを使うことが多いですが、塗装では埃などが不具合の原因になるので表面に光沢のあるハトロン紙などを用いてマスキングをします。
マスキングが終わったら不具合になりやすい皮脂などを除去するために脱脂作業をして、最後に埃などを寄せ付けないために除電ブローをします。
全ての準備が完了をしたらいよいよ塗装です。
色はランドローバーのケスウィックグリーンを塗りました。
今はもう廃盤の色となってしまったようですがランドローバーのディフェンダーの人気色だったようです。
本体を塗り終えたら、分解をしたパーツで本体色に塗るものを塗りました。
本体色を塗り終えたら、塗り分けパーツを塗っていきます。
艶消しブラック・・・ではなくラプターライナー塗装です。
ラプターライナー塗装は専用の塗料があり、それを吹き付けるとザラザラとした質感の塗装ができます。
よくある艶消しブラックは傷に弱く磨けないので傷付いたらまた再塗装ですが、ラプターライナー塗装は傷や錆・紫外線にも強く強靭な塗装をすることができます。
オフロードなんかを走るような車にはもってこいの塗装ですね。
施工性も高くDIYでも塗装できるそう。
ただデメリットを挙げるならば、塗料が高く他の塗装に比べて塗料を大量に消費するので他の塗装よりも高価・乾くのが遅いのでDIYだと何日も使用できない可能性があることや、ザラザラの調整が難しいみたいです。
ラプターライナー塗装のパーツも乾燥をさせたら完成です。
完成
完成しました!アウトドアな表情を持ったプロボックスもかっこいいですね。
ラプターライナー塗装でよりゴツゴツ感が出て今すぐキャンプにでも行けそうな雰囲気になりました。
ラプターライナー塗装のアップ写真です。
ザラザラ表情のパーツは他とは違った感じがはっきり出てかっこいいです。
ドアハンドルは爪などでよく傷が着くので、ラプターライナー塗装なら安心です。
実は今回のオーナー様は当店で2回目の全塗装でした。
2台目の全塗装も当店を選んでくださってとても嬉しかったです。
気になるあの色を全塗装して思いっきりイメージチェンジをしたい方お気軽に相談してください!
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!