今回はレガシィ アウトバックを白からスバルのルビーレッドパールという色に色変え全塗装をしたので、作業内容を公開させていただきます。

施工前

遠方からお越しいただき入庫をした車はスバル レガシィアウトバックです。
北米で人気の車で北米の最量販モデルがレガシィ アウトバックだった年もあったよう。
このアウトバックは登録は平成22年で登録からは14年経った車になります。
車の状態は14年経ってるとは思えないほど状態は綺麗で下地がいらない状態でした。

今回塗装をした色は北米仕様のアウトバック専用色のルビーレッドパールでした。
それに併せて北米仕様にあるパーツの取り付けをすることになりました。

塗装後の穴あけ加工だったりをしているので、今回は塗装以外の内容も書いています。

施工内容

ドア内側塗装ありのパックです。
サイドの樹脂パネルに穴開け加工をして取り付けしています。
バンパーに取り付けをするリテーナーに一部補強を施しています。

施工中

ヘッドライトやミラーといった塗装に必要な分解できるパーツを分解していきます。
今回はドアの内側も塗装するパックでしたので、ドアも全て分解をして下地作業に入っていきます。

特に大きな補修はなかったので、マスキングをしてから足つけをするために全体的に研いでいきます。
足つけをせずに塗装をすると新しい塗装が剥がれたりします。
そうならないようにペーパーで表面に傷をつけて凹凸を作り表面積を広げることによって、新しく塗装をしても剥がれにくい状態を作ることができるのが足つけという作業です。

足つけの作業が終わったら、塗装ブースに移動をさせます。
下地に使ったマスキングは一旦捨てて塗装用のマスキングします。
下地に使うマスキングは新聞紙といった古紙を使いますが、塗装用のマスキングは埃などを嫌うため表面がツルッとした素材のマスキング用紙やビニールを使ってマスキングをします。
マスキングが終わったら、皮脂などの油分を取り除くための脱脂を行い、静電気で埃などをなるべく寄せ付けないように除電ブローを行なってから塗装をします。

塗装前と塗装後の比較です。
今回は北米仕様のアウトバック専用色であるルビーレッドパールを塗りました。
キャンディ塗装ではないのですが、ベース塗料が薄い色だったので通常よりも多く塗り重ねをしています。
(色についてマツダのソウルレッドやパールが入った塗装についてのことが書いてあります。参考にしてください。)

本体の塗装が終わったら、分解をしたパーツも本体同様に塗装をしていきます。

本体の塗装が終わったら艶消しの部分を塗っていきます。
北米仕様は文字の部分だけシルバーなので、OUT BACKの部分は残して他の部分は艶消しブラックを塗りました。
グリルとOUTBACKの文字はシルバーを塗っています。

可動式のルーフレールを取り付けしました。
国内の仕様はルーフレールの穴がないので塗装後に開けました。

ルーフレールを取り付けた後はこちらです。

全て組んでから、動作確認などの確認をして作業は完了です。

完成

完成しました!
北米仕様のアウトバックかっこいいですね!色も赤パールで深みもあってとてもいい色です。

ルーフレールもサイドの樹脂パネルのOUTBACKの文字もワンポイントになって、国内のアウトバックとは明らかに違う雰囲気がありますね。

色替えをしてイメージチェンジしつつ長く乗りつつけたい、同色に塗装をして購入当初のような気分で楽しみたいなど、お気軽に相談をしてください!
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