今回は山口県からお越しのお客様のシエンタをスズキのミディアムグレー(ZVL)に全塗装を行いましたので、作業内容を公開させていただきます。

作業前

今回のお車はシエンタです。
2003年から販売されている車で、この型は3代目になります。
この車はなんと新車での入庫でした。

新車なので、傷や凹みもなくとっても綺麗な状態です。

今回はドアの内側や開口部を塗っていくパックになっています

作業内容

新車なので下地作業も必要がないので足つけのみの作業です。
ホイール・ミラーカバー・エンブレムはローバーミニの純正色オールドイングリッシュホワイト(NNX)を塗りました。
フロントグリルC部・アウターハンドル・ナンバーフレームは本体と同色の塗装をしました。

作業中

新車なので凹みや傷はなく、全体にペーパーで研いで足付けを行なっていきます。
ドアの内側や開口部も塗るパックだったので、大きく開閉できないスライドドアは分解して後から塗ります。
足付けも完了したら、マスキングをして塗装準備をしました。

塗装が完了しました。
トヨタの純正色の設定でダークグレーというソリッド調の色はありますが、今回塗った色は明るめなソリッドグレーです。
十分に乾燥をさせてから、マスキングを剥がしました。

本体の塗装が終わったら、本体と同色のパーツから塗っていきます。
スライドドアは治具に掛けて内側もムラなく塗っていきます。

本体との同色パーツの塗装が完成したら、最後に塗り分けのパーツを塗っていきます。
オールドイングリッシュホワイトは真っ白ではなく少し黄みがかったホワイトです。

全て塗装が完了したら、乾燥した塗面を点検をしながら組み付けをします。
特に重たいスライドドア等のパーツは複数人で慎重に作業をしました。
組み付けた後はスライドドアやウィンカーなどの動作確認を行なって作業は完了です。

作業後

全塗装完了後の写真です。
本当に純正色でありそうな明るくて可愛げのあるグレーのシエンタになりました。
ミラーカバーも黄みがかったホワイトが、主張せずまとまりのある上品さみたいなものを感じます。

ボンネットの裏側やドアの内側も開口部もしっかり塗ってあるので、元の塗装の色がわからないです。

お金はかかってきてしまいますが、全塗装はメーカーの設定にはないあの車をあんな色で乗りたいというご要望が叶えられます。
理想の色になるだけで、洗車やドライブといったマイカーライフがより充実すると思います。

そんな理想の車作りのお手伝いを、輸入車・国産車問わずやっておりますので一度お問い合わせください。