今回は日産のクリッパーをフォルクスワーゲンのデニムブルーにて全塗装しましたので作業を公開させていただきます。
今回は日産のクリッパー(スズキのキャリーのOEM車)の全塗装を行いました。今回の車両は今流行りのキッチンカーのベースになる車両でのご依頼でした。全塗装完了時には完全なベースですがこれからキッチンカーに変身をしていく車両です。
では早速作業に入っていきます。まずは基本の傷確認からです。軽トラックと言えども、働く車です。やはりそれなりに小傷や凹みなどがありますので1つずつ板金修理をしていきます。
写真では凹みを確認することが難しいですが、さすがにはたらくくるま、結構大きな凹みが多かったです。また、商用車やバンタイプのクルマでは、メーカーも車両にコストをかけられないので鉄板が薄い傾向が強いです。ボディーの鉄板が薄いということは、それだけ材料を使用しなくなるので価格を抑えられるのだと思います。しかし、この薄い鉄板が曲者で、凹みによって、鉄板のハリやコシが失われやすいのです。薄い鉄板ではハリがない為に少しの力で曲がってしまい、直線を出す作業の難易度が上がります。車の材料や材質によっても板金塗装の難易度は変化するということですね。凹みを修正後マスキングに入っていきます。
この後、ワーゲン純正色のデニムカラーで塗装していきます。
今回はあおり部分とフロントバンパーは取り外して塗装を行いました。キッチンカーのベースなのであおりは取り外すのですが、一緒に塗装してほしいとの依頼でした。また、フロントバンパーのグリル部は、純正の白を残してマスキングを行い、アウターやミラーもホワイトで塗装しています。
今回の車両はキッチンカーになる予定の車両です。この後キッチン部を載せて働く車として生まれ変わりました。飲食業はコロナウイルスの影響で大打撃を受けていると思われますが、その中でもひそかに注目されているのがキッチンカーの存在のようです。店舗を構えずない移動販売が注目されているそうです。その他にも、キャンピング車、とりわけ軽キャンなども注目を集めているようです。もちろん当店ではどのような車両も全塗装対応可能ですので、疑問点や不明点などお気軽にお問い合わせください。