今回は、お客様のアルファロメオ MITOを同色全塗装をしたので作業内容を公開させて頂きます。

作業前

日本で2009年5月に発売されたアルファロメオ ミト。
可愛い雰囲気のミトですが2代目発表とかもなく2018年に製造が終了していました。
ミラノでデザインされて、トリノで製造されているからMiToと名付けられたみたいです。

今回入庫をしたミトですが、例外なく赤は褪色しやすく、塗装状態が悪くなりやすい色なので、
クリアーが剥げていたり一部塗装が剥げてたりしていますね。
ミラーは元々シルバーだったみたいですが、完全に剥げてしまっていますね。

シルバーの色が分からなかったので、なるべく近似色で塗ることになりました。

作業内容

同色全塗装で、ドア内塗装無しのパックです。
ヘッドライト周りやミラーのシルバーの部分は近似色で塗装をしました。

作業中

作業にかかっていきます。まずは下地です。
ボンネットやルーフやフェンダーの上面といった直射日光が当たる部分の塗装が悪くなっていました。
塗装が悪くなった部分が残っていると、新しく塗ったところの下から浮いてきたり、塗装不良の原因になったりするのでボンネットやルーフなど悪くなっているところをペーパーでしっかり削っていきます。

ペーパーで削り切ってから下地のサフェーサーを塗っていきます。
サフェーサーは古い塗膜の上から塗られる塗料の密着性を上げたり、塗料で埋まる程度の傷や凹みなどを埋めることができます。

サフェーサーを塗ってから、乾燥をさせてペーパーで研ぎました。
下地処理をしていないところは、軽く研いで足つけ作業をしています。

車をブースに移動をさせて丁寧にハトロン紙でマスキングをしてから、塗装をしていきます。
ベース塗料を塗ったあとにクリアーを塗って乾燥をさせたら塗装の完成です。

塗装が完成したら、組み付けをしていきます。
いくつか分解が大変なところもあったので、慎重に組み付けをしました。
組み付けが終わったら、最終確認をして完成です。

シルバーの部分も塗りました。
元の色がわからなかったので、近似色で塗っています。

完成

完成しました!
赤は塗装がやれている状態で入庫されることが多い車ですが、全塗装で色艶が戻って綺麗になると嬉しい色でもあります。
色あせていたシルバーのパーツも塗ったことによって綺麗になりました!
同色で塗装をすると、大きな変化はないかもしれませんが新車のようなピカピカの塗装の状態になることによって
洗車がまた楽しくなったりすると思います。

同色塗装で綺麗にして乗り続けたい方、まだまだ乗り続けたいけれど、色替えをしてイメージチェンジをしたい方、お気軽に相談をしてください!
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!