今回はアコードを赤から黒に色替え全塗装をしたので、作業内容を公開させて頂きます。

作業前

アコードは1976年に発売された40年以上歴史のある車です。
日本では2019年に販売が終了していますが、海外ではまだ生産、販売されているそうです。
今回入庫したアコードは7代目のアコードで、2002年から2008年まで販売されていたモデルです。
一番古くても今から20年以上前になるんですね。
もうそれだけ古いと、写真でわかる通り色が褪せていてクリアーが剥がれてきている状態になっていました。

今回は色替えの全塗装で、クリアーの剥げたところの下地作業や、
内側まで塗っていくので約20年のうちに色褪せをしてしまった給油口の内側とかも綺麗にしていきます。

作業内容

ドア内側塗装ありの色替え全塗装パックです。
ボンネット・バンパー・ルーフ・サイドステップを下地作業をしています。

作業中

まずはボディー全体に足つけをしつつ、下地作業にかかっていきます。
下地をやらない部分に干渉しないように新聞紙でマスキングをしてから、ルーフとサイドステップの悪い部分をしっかりペーパーで削っていきます。
塗装状態の悪い部分が残っていると、後から浮いてきたり新しく塗ったところに悪さをすることがあるので目視で確認を徹底しています。

旧塗装の悪い部分を落としたら、サフェーサーという下地材を吹き付けて塗装をしました。
サフェーサーは古い塗膜の部分の上から塗られる新しい塗料の密着をよくしたり、小さい傷や穴を埋めてくれます。
サフェーサーが乾燥したら、軽く研いでから塗装ブースに車を入れます。

塗装ブースに車を移動させてから、塗装用のマスキングをします。
下地作業の時は新聞紙を使いましたが、塗装をするときは埃が出にくくツルっとした素材のハトロン紙を用いてマスキングをしていきます。
マスキングが終わったら、除電しながら脱脂をしていきます。
除電は塗装中に静電気が帯びていると埃などを寄せ付けてしまうため塗装に埃が乗ってしまい、脱脂は手の皮脂といった脂が塗装を弾いてしまい仕上がりが悪くなってしまいます。

塗装準備が終わったらいよいよ塗装です。

ベース塗料を数回吹き付け塗装して少し乾燥をさせた後に、クリアーを数回吹き付けて完全に乾燥をさせて完成です。
入庫時の写真と比べると艶々になりましたね!

本体の塗装が終わったら、分解をしたパーツを塗っていきます。
バンパー等下地が必要なパーツは下地作業を本体の同様にやりました。
下地作業が終わったらブースに移動をさせて塗装作業をします。

乾燥をさせたら、組み付けをして最終確認をして完成です。

完成

完成しました!赤はスポーティーな雰囲気ですが、黒は落ち着いた感じでより大人なセダンの雰囲気になりましたね!
約20年前に販売されたこの車ですが、全塗装をしたら古さを感じないようになりました!

下地を行なったルーフですが、綺麗に塗りあがっています。

色替えをしてイメージチェンジしつつ長く乗りつつけたい、同色に塗装をして購入当初のような気分で楽しみたいなど、お気軽に相談をしてください!
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!