
今回はラングラーを同色全塗装しましたので作業内容を公開させていただきます。
施工前
今回入庫をした車はジープ ラングラーです。
初代発売は1987年、現在も4代目が販売されている歴史のある車ですね。
入庫をしたラングラーの初年度登録は2015年で、10年ほど前の車になります。
フェンダーにアンリミテッドのステッカーがついている通りこのオレンジ色のラングラーは限定色で限定生産されていた様です。




入庫時の状態はというと写真でもわかる通りドアとフェンダーの色の差が顕著に出ている状態でした。
赤や黄色と同じくオレンジも紫外線に弱く脱色の起こりやすい色になります。
お気に入りの車がパーツ毎に色が変わっていると気になってしまいますよね。


施工内容
同色全塗装のパックです
ルーフトップ・オーバーフェンダー共に塗装なしです。
作業中
全塗装をするためにドアを外しました。
ラングラーは全ての部品をネジだけで分解が可能なのがとても板金塗装屋さんに優しくて良いですね。


全塗装に必要な分解を終えたら、マスキングをしてボディー全体にサフェーサーを吹きます。
オレンジや赤などの色は下地の色などによってはちゃんと狙った色が出るかがわからないので、その場合は下地色を塗ることをお勧めしています。
今回の場合は同色でしたが、色持ちをなるべく良くするためにもボディー全体にサフェーサーを入れることをお勧めしました。


サフェーサーを塗り終わりました。
一旦真っ白の状態です。
乾燥が終わったら、足つけ程度に研いだらいよいよ色を塗っていきます。
塗装に



全塗装後です。
同色塗装のサンセットオレンジを塗りました。
取り扱っている塗料に希望している塗色のカラーコードが無く、塗料屋さんで配合を調べていただきました。
限定だったり、古すぎる色だとたまに調べても出てこないカラーコードがあります。
塗装後は色の濃いオレンジ色になったので、まだ比較的色が残っていそうな部分の塗装も実は少し色が抜けていたんだなとわかる程の変化でした。
同色塗装の方はドアの内側の塗装はしない方を選択される方も多いですが、色の抜けやすい色は塗った後の色の差が全くないので新車の仕上がりになります。




本体の塗装を終えたら、分解をしたパーツも本体と同様に下地作業をしていきます。
マスキングを全てしたら、足つけ程度に軽く研いでからサフェーサーを吹きました。






分解をしたドアも治具に吊るして塗装をします。
ドアなどの部品はこのように吊るして塗ると一気に塗ることができ、色のムラもなく塗ることができます。


分解をしたパーツも塗装が完了をしました。




分解をしたパーツは全て塗装が完了をしました。(ルーフトップやオーバーフェンダーについては今回は塗装をしていません。)
しっかり乾燥をさせてから取り付けをしていきます。
分解や取り付けは簡単にできても、ドアなどのパーツはとても重いので複数人で慎重に取り付けを行いました。
全て取り付けが完了をしたら磨きを行い、動作確認など最終確認したら終了です。
完成
各パーツ毎の色の差がなくなり、統一感のあるオレンジ色の車になりましたね!
ドアの内側も綺麗に塗ったので、劣化を感じさせない新車のような状態になりました。
これで洗車や旅行などといったイベントもまた一段と楽しくなりそうですね。



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