今回は静岡県よりお越しのお客様の愛車「クロスロード」をトヨタの純正色のダークグリーン(6V7)に塗装し、艶消しの部分をラプターライナー塗装に全塗装をさせて頂いたので、作業内容を公開します。

施工前

今回ご依頼をいただいた車は、2008年に登録をされた車なので、15年程前の車になります。

そのため経年劣化によるヤレも多く見られました。
車の塗装は気温やエンジンルームを初めとした熱や紫外線などの影響を受けて劣化をしていきます。
そんな塗装の経年劣化でも、車庫で保管されている車と青空駐車では大きく差が付きます。

ボンネットやルーフがなぜ塗装の経年劣化が激しいかというと、ボンネットはエンジンルームの熱と、直射日光による熱や紫外線を他の部位よりも受けやすいです。
ルーフも同様に直射日光による熱や紫外線を受けやすい場所だと言えます。

作業内容

今回はブラックからトヨタの純正色ダークグリーン(6V7)への色替え塗装です。
ドアの内側も塗りたいとのことでしたのでドア内塗装ありのパックとなっています。
ルーフやボンネットのクリアーが剥がれている状態でしたので、下地処理が必要でした。
エンブレムは艶消しブラックに、オーバーフェンダーやバンパーはラプターライナー塗装をオプションで施工しています。

作業中

下地作業の写真が無くてすみません。
ボンネットやルーフは旧塗膜の状態が悪かったので、綺麗にペーパーで研いで旧塗膜との密着性を上げる為にサフェーサーを吹いて処理をしました。

オーバーフェンダーの部分はラプターライナー塗装仕様にするために、見切りの部分を慎重にマスキングをして本体の塗装準備に取り掛かりました。
これからも長く乗っていただく前提での色替え塗装だったので、ドアの内側も塗装をして古い塗装がわからないような仕様になっています。(予算の都合によって内側を塗らないという選択肢もできます。見積もりの際にご相談ください)

本体が塗り終わったら、ラプターライナー塗装に入っていきます。
ラプターライナー塗装とは摩擦や傷や防錆などに耐久性がある多機能な高耐久ウレタン系コーティング塗料を吹きつけた塗装になります。
見た目の特徴は、普通の艶消しはツルッとした手触りなのに対し、ラプターライナー塗装は表面がザラザラとしています。

エンブレムも塗装していきます。
こちらは艶消しの黒を塗装しました。

全塗装後のトータルコーディネートを考えてシルバーだと浮く時は、このようにエンブレム塗装をするのがオススメです。
このクロスロードの場合ボンネットに貼ってあったので、艶消しの黒を塗ることによっていいアクセントになりました。

作業後

全塗装完了後の写真です。

ラプターライナー塗装やエンブレムの塗装というオプションの塗装もあり、本体も黒からダークグリーンに大きくイメージが変わりました。
全塗装の醍醐味は色が自由に決めれてるところです。今回はホンダの純正色ではなく、トヨタのダークグリーンという色を塗りました。

最近では、このクロスロードのように艶消しやラプターライナー塗装の組み合わせを希望するお客様も増えています。
お客様のお好みのパーツを塗装したり、好きな色に塗装をしたりオリジナルな塗装でオリジナルな1台を作成いたします。
気軽にお問い合わせください!