今回はお客様の車を白からカーキに全塗装をしたので作業内容を公開させていただきます。

作業前

近年キャンプをはじめとしたアウトドアがブームで、それに併せて車もSUVが人気ですね。
この車も商用車として開発されながら、最近はアウトドア系のカスタムで人気が上がってきているのがプロボックスです。
価格も安めに設定されており、重たい荷物を積んで30万km走る想定で作られており耐久性もある車だそう。

今回入庫をしたプロボックスはなんと新車でした。
商用車として開発されているので、カタログ上の設定色は白・シルバー・黒・ブルーのみの4色展開。
気に入った色に塗ってカスタムを楽しみたいとのことで、全塗装を決められたようです。

新車ということで傷もなく綺麗な状態での入庫でした。

作業内容

ドア内塗装ありのパックです。
リアゲートを開けた時に見える、ボディーと同色の部分も塗りました。
一部ラプターライナー塗装で塗り分けをしています。

作業中

まずはリアゲートを開けた時に見える本体色の部分を塗りました。
内張りを少し浮かせてマスキングをして、車内に塗料が飛ばないようにしっかりマスキングをしました。

しっかり乾燥をさせたら外側を塗っていきます。
新車なので、傷などはありませんでしたがボンネットのエンブレムの穴を塞いだのでそこの下地処理をしました。
全塗装の準備として、新しい塗料をしっかり付着させるために、ペーパーで本体の旧塗膜を満遍なく傷つけて凹凸させ、表面積を広げる足つけという作業をします。
足つけ作業が終わったら、塗装ブースに車を移動させてマスキングをして塗装準備をします。

塗装が完成しました。
今回は色見本を3色作って選んで頂いたこだわりの色です。
アースカラーのプロボックスは組んでいなくてもアウトドアな車を感じさせてくれます。

ボディーの塗装が終わったら、分解した部品を本体と同色に塗る準備をします。

ボディーの時と同様に足つけをして塗装ブースの中に移動をさせてから塗装をします。

分解をしたパーツで本体と同色の部分が塗れました。乾燥をしっかりさせてから次の塗装に移ります。

いよいよ終わりが見えてきました。
塗り分けの部分のラプターライナー塗装をしていきます。
ラプターライナー塗装の特徴はよくある艶消しブラックはツルッとした仕上がりで外からの傷に弱いのに対して、ザラザラとした表面になり傷や紫外線や錆などにも高い耐久性を発揮するところです。
最近はそういった特徴もあってかアウトドア系のカスタムをする方が塗り分けの時に採用されることの多い塗装です。

ラプターライナー塗装はDIYでも施工は可能ですが、お店で塗装をするメリットはDIYで施工するよりも施工期間が短く、ザラザラとする粒が均一に揃えることができるところです。

ラプターライナー塗装が終わりました。
なかなか乾きにくい塗料なのでしっかりと乾燥をさせてから組み付けをしました。
本体塗装とラプターライナー塗装にリアガーニッシュの写真があるとお気づきの方もいるのかなと思います。
せっかくの全塗装なので、お客様がスペアパーツを持ってきており本体色バージョンとラプターライナー塗装バージョンの2つを作成しています。

完成

全塗装が完成しました!
純正のバンパーグリルの部分は本体色に塗ってありましたが、お客様のこだわりでフロントグリルの部分はラプターライナー塗装に塗り分けられていて、リアバンパーは2分割で塗り分けられておりよりアウトドアな印象のプロボックスになったと思います。

アウターハンドルやミラーもラプターライナー塗装!

新車でもあの色に塗って他の人とは差をつけたい!そんな希望叶えます!
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!