今回はスイフトを同色全塗装をしたので、作業内容を公開させていただきます。

作業前

今回入庫したお車は3代目スイフトです。
販売開始が2010年なので、もう13年も前の車なんですね。
それでもまだまだ根強いファンがいる車だと思います。

入庫したスイフトですが、今回は同色の全塗装のお願いでした。
ぱっと見が綺麗そうなこちらのお車でも

写真では綺麗に見えても、実際はルーフのクリアーは剥がれていて、ボンネットもツヤが引きつつある状態でした。
まだまだこの先も大事に乗りたいとのことで全塗装を決められたようでした。

今回はヘッドライトのクリアー塗装もします。
黄色くなっていたり、ツヤがなくなりつつありました。

作業内容

ドアの内側塗装なしのパックです。
フロントガラス周りのモールを変えたので、ガラスの着脱ありでした。
ヘッドライトのクリアー塗装もしました。

作業中

塗装編

まずは下地処理からしていきます。下地処理が必要な場所はルーフとボンネットでした。
ルーフとボンネット以外が隠れるようにマスキングをした後にひたすらに悪いところをペーパーで削り落とします。

ペーパーで悪いところを全て削り落としたら、サフェーサーという塗装の下地材を塗っていきます。
ポツンと悪いところがあっただけだとその部分のみサフェーサーというテクニックが使えますが、
パネル全部悪いとそのパネルごと全部にサフェーサーを吹きつけ塗装をする必要があります。
旧塗装がほとんど残らなかった場所もあり、ボンネットとルーフはサフェーサーを全て吹き付け塗装をすることになりました。
サフェーサーは新しく塗ったところの塗装の密着性を上げてくれたり、小さな穴や傷なども塗料で埋まる分は埋めてくれます。

ルーフとボンネットの下処理が完了をしたら、塗装ブースへ移動をさせました。
下地処理の時のマスキングは新聞紙でしたが、塗装ブースへ移動をした後のマスキングはハトロン紙という紙を使っていきます。
塗装は埃や糸くずみたいな小さなものが大敵になるので、なるべくそのリスクを減らすためにもツルッとした紙を用いてマスキングをします。
マスキングが終わったら、静電気で色々寄せ付けないように除電をしながら、脱脂をしていきます。
手の脂などが残っていると塗装がはじいてしまい上手く塗料が乗らないことがあるからです。

塗装が完成しました。
青の深みがより増して、艶々で綺麗になりました。

本体の塗装が終わったら、分解をしたパーツも本体同様に下地処理をしていきます。
ウィングはルーフと同じ現象が出ていたので、全てサフェーサーを塗りました。

ウィングの下地処理が完了をしたら、塗装をしていきます。

本体の塗装が完了をしたら、グリルの塗装もしました。
こういった艶の引いたパーツでも、塗装をすると再度組み付けをした時に全部が綺麗になっているので、いかにも全塗装をしましたという状態ではなく新車に近いような状態になりますね。

ヘッドライト クリアー塗装

今回はヘッドライトの塗装もあります。
ヘッドライトは黄色かったりすると、見た目も古く見えたり、走っていても少し暗めの状態になっていたりします。
最近はよほど酷い状態だと車検も通らないみたいです。

ヘッドライトの悪い部分をペーパーで全て研ぎ切ってマスキングをし、クリアー塗装をしていきます。

新品みたいな透明感に戻りました!
ヘッドライトを綺麗にする方法は最近色々ありますが、クリアーを吹くメリットは形状を選ばず、ヘッドライトを綺麗にした後にフィルムを貼るよりも安価に施工ができます。

フロントガラス モール交換

ガラスモールの交換をしました。
交換前モールがかなり硬化をしており、劣化で一部欠落している状態でした。
細かい部品ですが、モールを交換すると塗装の見栄えも良くなるので、より新車に近づけたい場合はモールの交換オススメです。

完成

完成後の写真がないので文章で失礼します。
今回はモールの交換やヘッドライトを綺麗にしたので、完成後も塗装以外がリフレッシュしている状態で同色塗装でもより変化を感じていただけたのかなと思います。

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