今回はスイフトの全塗装をしたので、作業内容を公開したいと思います。

作業前

ご依頼を頂いたスイフトは2代目で2004年から2010年まで販売されていました。
グッドデザイン賞の評価も得た人気のある型ですね。
ぱっと見は綺麗ですが、ところどころ下地処理が必要な状態でした。

作業内容

同色塗装のパックです。
ドアの内側は塗っていません。

作業中

まずは下地の処理をしていきます。
10年の経年劣化や紫外線で悪くなった部分をしっかりペーパーで研いでいきます。

ペーパーで研ぎ切ったら、サフェーサーをボンネットとルーフに吹きました。
塗装が悪かった一部だけサフェーサーを吹く方法もありますが、
全面的に塗装が悪くなっていた場合は全てサフェーサーを吹いて旧塗膜との密着性を上げていきます。
サフェーサーによって小さな傷や凹みなども埋まる場合があります。

下地処理が終わったら車両をブースに移動させて、マスキングを綺麗にやり直します。
古いマスキングのままにすると、研いだ粉が舞って色を塗った時に付着し、不具合の原因になるからです。

ベースの塗装を数回に分けて塗って少し乾かし、クリアーを数回に分けて塗りました。
塗装が終わったらしっかり乾燥させます。

本体の塗装が終わったら、分解したパーツも同様に塗装をしていきます。
ウィングも一通り研いだ後に、サフェーサーを吹きました。

塗装ブースに移動をさせて塗装をしていきます。

本体同様に分解したパーツを塗りました。
しっかりと乾燥をさせてから、組み付けをしていきます。

作業後

写真では違いが分かり辛いですが、黒はとても繊細な色でタオル等の傷もつきやすい色です。
全塗装が終わった後の黒は、目視できていた小さな傷もなくなり艶感が新車同様に戻ったこともあって黒色がより深く綺麗に見えます。
そうした違いを楽しめるのも全塗装をする醍醐味の一つだといえますね。
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