今回はステージアを同色全塗装したので、作業内容を公開します。

作業前

今回入庫をした車は2代目ステージアです。
販売は2007年ですがこの車は登録が2001年なので、モデルチェンジをしてからすぐの車になります。
生産されてから既に23年が経過していますが、写真ではぱっと見綺麗に見えますね。

拡大した写真はこちらです。擦り傷があったり凹んでいたりするのが分かります。
ミラーは褪せていてご覧の状態でした。

作業内容

ドア内側塗装なしのパックです。
追加料金は塗料の追加料金のみとなっています。

作業中

下地作業をしない選択をされたのでボディー全体にペーパーで足つけ作業をしていきます。
足つけとは塗装の表面をペーパーで傷つけて、凹凸をつけて表面積を広げる作業のことを言います。
足つけをしないで塗装をすると表面がツルツルの上に塗装をしているので剥がれやすいですが、凹凸があることによって上から塗っても剥がれにくくすることができます。

足つけ作業が終わったら、塗装ブースに移動をさせてマスキングをします。
塗装に埃がなるべくのらないようにするために、マスキングは毛羽立たない紙を使ったりビニールを使用しています。
マスキングが終わったら、皮脂などで塗装不良を起こさないようにシリコンオフで脱脂をし、イオンが発生する除電ガンでなるべく埃を寄せ付けないようにブローをして塗装の準備は完了です。

塗装はベースを数回塗ってから少し乾燥をさせ、クリアーも数回塗ります。
塗る回数は塗色により様々ですが、キャンディーやパールなどの3コートと呼ばれるものは回数が多いです。

塗装が完了したら、ブースの中で乾燥をさせて本体の塗装は完了です。

少し分かりにくいですが、クオーターのビフォーアフターです。
小さな凹みが2箇所あるのが分かります。
下地をしっかりやるとパテを入れたり、サフェーサーを吹いたりして平滑になるようにしますが、今回は不要とのことだったのでこんな感じの仕上がりになっています。
艶が戻った分は少し分かりにくくはなっている感じです。

完成

完成がこちらです。
同色での塗装でしたが、艶が戻ると色に深みが出て別の色に見えますね。

塗装後のドア内との色の差はほとんど感じない度だと思います。
古くなればなるほど使用感はありますが、あまり差が気にならないよという方は塗らないのは一つの選択肢になると思います。

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