今回はボルボのXC70をブラックからポルシェのマホガニーメタリックに全塗装をしたので作業内容を公開させていただきます。

施工前

今回入庫をした車はボルボ XC70です。
登録は2007年と約17年前の車になります。
中古を買ってすぐ相談に来てくださり、塗装の依頼をしてくださいました。
色を悩んでいらっしゃったので有料になってしまいますが2色の色板を作成して、比較検討をした上でポルシェのマホガニーメタリックになりました。

塗装状態は17年前の車ですが、大きな下地作業をする必要がないほど良好な状態でした。

ルーフレールや樹脂部分を塗装するなど、本体色以外にも塗り分けをして全体的な塗装のリフレッシュをしました。

施工内容

ドア内塗装ありのパックです。
樹脂パーツはマット塗装をしています。
ルーフレールも塗装をしました。

施工中

まずはドアやバンパーや給油口など分解をしました。
予算にもよりますが、今回は細かい部分まで綺麗にしっかりと塗りたいとのことだったのでドアを外して塗る方法をとっています。

分解が終わったら、マスキングをして全体的に研いで足つけをしていきます。
足つけとはサンドペーパーで表面を削りって凹凸を作ることによって表面積を広げる作業のことを指します。
下の左側の写真のフェンダーにあるグレーの部分は小さな不具合があった場所でサフェーサーという下地材を塗ってあります。
サフェーサーを塗ることによった小さな傷や凹みが埋まり、古い塗装の部分と新しい塗装の部分の密着性も上がります。

足つけの作業を終えたらブースに移動をさせて、塗装用のマスキングに変えます。
埃の立ちにくい素材のマスキング用紙を使い、除電ブローをしてなるべく埃などが乗らないようにしています。

マスキングが終わったらいよいよ塗装です。
ベース塗料を数回吹いて少し乾燥をさせてから、クリアーを数回塗装をします。
今回吹いたクリアーは普通のクリアーですが、塗装の艶を少しでも長く持たせたい方や、メタリックやキャンディーといった色に深みが出る色や傷の目立つ色などは少し料金はかかりますがグリフィスクリアーという選択もおすすめです。

本体が塗り終わったら、分解をしたパーツを塗っていきます。
ドアやリアゲートは塗りやすいように治具にセットをして塗ります。

本体色を塗り終わったら、バンパーなどの艶消しの部分を塗っていきます。
オーナー様のこだわりでよくある黒色ではなく、写真では黒色っぽく見えてしまうかもしれませんが通常の黒よりも茶色に近いような色です。

最後にルーフレールをソニックチタニウムというシルバーの色に塗っていきます。

シルバーの部分が塗り終わって乾燥をさせたら、組み付けをします。
組み付けが終わって、建て付けや動作確認などを含む最終確認をしたら完成です。

完成

完成しました!
日差しの関係で全て黒色い見えてしまいますが、近くで見たら赤みがあってかっこいいです!!
艶消しの部分も茶色寄りで本体色にマッチしています!

中古車を色替えをして長く乗りつづけたい、同色に塗装をして購入当初のような気分で楽しみたいなど、お気軽に相談をしてください!
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!