今回はお客様の車を同色全塗装したので、作業内容を公開させていただきます。

作業前

今回のお車はジュークです。
日本では2010年から販売されていて、2019年に1代限りで生産が終了をしてしまいました。
2代目はオーストラリアなどで販売されてるみたいなので、海外ではまだ生産が続いているみたいですね。

この車の初年度登録は2011年で12 年前の車です。
写真では、ぱっと見は綺麗な車に見えます。

近くに寄ってみると、ツヤが引いていたり、色あせしてしまっている箇所もありますね。
赤や黄色が色あせしやすい色として筆頭にあげられるのですが、実は黒は紫外線や赤外線の吸収率がどちらも高く、赤や黄に比べて目立ちはしないけど、塗装は悪くなりがちな色です。
この車も例にもれず、直射日光の影響が顕著なルーフ・ボンネット・フロントバンパーが下地処理の作業が必要だということがわかりました。

作業内容

同色塗装で内側塗装なしのパックです。
ルーフ・ボンネット・ミラーとバンパーの下地処理をしています。
フロントグリル、リアドアアウターハンドル 部、ミラー台座部 艶出し剤施工しています。

作業中

まずはボディーの下地作業をしていきます。
ボディーを全体的に研ぐのと並行をして、下地作業を進めていきます。
悪いところをペーパーで削り落としました。
完全に取り切らないと、新しく塗料を塗ったときにその状態の悪かったところが浮いて模様になったりするからです。

全て削り落としたら、サフェーサーを吹いていきます。
同色塗装なので黒色のサフェーサーを塗りました。
サフェーサーは古い塗装に新しい塗装を塗るときに密着性が向上したり、小さな傷や穴を埋めてくれる役割があります。
サフェーサーが乾燥したら軽く研いでルーフの下地処理は完成です。

ボンネットも同様にしっかり研いでからサフェーサーを塗りました。
ボディーの下地作業はこれで終わりです。

ボディーの塗装の写真を撮り忘れていました。ボディーの塗装は完成後の写真をご覧ください。
ボディーの塗装は下地処理が完成して、塗装のブースに移動をさせてから再度ハトロン紙などで綺麗にマスキングをしてから、塗装をします。
塗装が完成したら、ブースの中でしっかり乾燥をさせてボディーの塗装が完成です。
ボディーが終わったら、分解をしたパーツの塗装をしていきます。

フロントバンパーとミラーは下地処理が必要だったのでサフェーサーを吹きました。
フロントバンパーとリアバンパーの塗装前の状態を比べると、色の違いが少しわかると思います。

分解をしたパーツも塗装して乾燥をさせて、組み付けをします。
全て組み付けが終わって最終確認をしたら、完成です。

完成

艶の戻ったジュークが完成しました。
ブラックとは言ってもこの車の色の名前は「サファイアブラック」という名の通り、
日光に当てると青みがかっているのが良くわかってカッコいいですね!

ルーフのビフォーアフターです。
同色塗装だと見た目が大きく変わらないので、目新しさはないものの実際にツヤがある状態とない状態の差は比べるとはっきりわかります。
今回はルーフサイドのモールも交換をしているので、新車のような印象になりますね。

同色塗装せドア内塗装なしのパックでしたが、同色塗装だと塗った所と塗っていない所の色の差が大きくなくて目立たないです。
色あせをしていたフロントバンパーも塗装後はツヤツヤの綺麗な黒が戻ってきました。

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