今回はお客様の車をロータスのバトルシップグレーに全塗装をしたので、作業内容を公開させていただきます。
作業前
今回の車はいすゞのビッグホーンです。
今ではCMの効果もあってかいすゞといえばトラック!というイメージですが、実はSUVも作っていたことがあるんです。
とは言っても貨物登録のみだったようで、実態は小型トラックみたいな感じだったのでしょうか。
1981年から1991年に発売されていたモデルが1代目で、1991年から2002年に発売されていたのが2代目になるそう。
今回入庫した車は2代目であり、今では悪路の走破性からこの2代目が人気が高いみたいですね。
まだまだ乗り続けたいとのことで全塗装に踏み切ったみたいです。
細かく傷はありますが、20年以上前の車ながら全部サフェーサーを吹くような大きな下地処理は必要なく、
部分的にサフェーサーやパテを用いて下地処理をしていくことになりました。
作業中
まずはボディーから紹介をしていきます。
全体的に足つけ程度にペーパーで研いだのちに、あらかじめ塗面を点検しておいた下地処理が必要な部分を直していきます。
サフェーサーは塗料で埋まる程度の小さな穴や傷も埋めてくれるので、サフェーサーだけを吹いて研いだところもありました。
下地処理が終わったら、ブースに移動をさせてマスキングをしていきます。
塗装前のマスキングはハトロン紙といったツルツルしたマスキング用紙を使ってマスキングをします。
新聞紙との違いはツルツルした面があることによって埃が立ちにくく、塗装をした際にブツや埃の付着といった原因を軽減できるからです。
ボディーの塗装が完了しました。
このロータスのバトルシップグレーという色は2020年に日本限定で販売をされていた色で、
ソリッドなのですが、ミリタリーを感じるような色合いです。
悪路走行が得意なビッグホーンにもぴったりですね。
ボディーの塗装が終わったら、分解をしたパーツも塗っていきます。
ボディーの下地処理と同様に、分解をしたパーツもサフェーサーを一部吹いて下地処理を行なっています。
分解をしたパーツも塗装が完成し、乾かしてから慎重に組み付けをしていきます。
ボディーサイズが大きいかったりパーツも重量があるので養生をしてぶつからないように複数人で取り付けを行いました。
全て組み付けが終了してから、最終確認をして完成です。
完成
(完成の写真を撮り忘れてしまったので、組み付けの途中の画像です)
少し青みがかったグレーが今っぽさがありつつ、ビッグホーンの設定にもありそうなくらいに違和感がない全塗装になりました。
20年以上前の車とはいえまだまだ走るそうなので、全塗装を機により愛着が湧いて素敵なドライブをしてくださるといいなと思います。
古い車を手入れして長く乗り続けたい方、自分の愛車を好きな色に塗ってカスタムを楽しみたい方、
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!