今回はお客様の車を同色全塗装したので、作業内容を公開させていただきます。
作業前
今回のお車はBMW130iです。
2005年から2011年まで販売がされていました。
このタイプのハッチバックには珍しくFR駆動になっています。
販売当初は右ハンドル6速MT車のみといった尖った設定になっていて、翌年に6速ATが追加されたなんて話もあります。
そんなBMW130iですが、もう販売からは10年以上経っている為か経年劣化でクリアーがめくれてきていました。
引いて写真を撮ると劣化は分かりにくいですよね。
青色は紫外線は反射して、赤外線は吸収をしますが赤外線は紫外線よりもエネルギーが低いので退色は他の色に比べてしにくい色ですが、
クリアーの部分の経年劣化はしていきますのでこうして青さは維持しつつもクリアーが剥がれた結果になったのかなぁと思います。
クオーターにも傷があって、こちらもクリアーの剥がれと一緒に下地処理をしていきます。
作業内容
同色全塗装です。
作業中
必要な分解をした後に、ペーパーで全体的に研いでいきます。
下地処理が必要な箇所は、しっかり悪い所を研ぎ切った後にサフェーサーを吹いて下地を作っていきます。
サフェーサーは塗料で埋まる程度の小さな傷や穴を埋めることができて、古い塗装と新しい塗装の密着性を上げる役割も果たします。
サフェーサーを乾燥させたら、少し研いで塗面を平滑にして塗装に入っていきます。
ボディーをブースに入れてからマスキングを新たにやり直します。
下地の時のマスキングは新聞紙を使えますが、色を塗っていく段階の塗装の時に新聞紙は向きません。
ハトロン紙というツルッとしている紙を用いてなるべく埃が舞わない状態にしていきます。
マスキングが終わって静電気を除去したら、塗装開始です。
塗装が完了しました。
ボディーの塗装が完成しました。
同色塗装だったので、内側は塗らない選択をされました。
分解をしたパーツも同様に塗りました。乾燥させて組み付けをして、最終チェックをしたら完成です。
完成
完成後の写真を撮り忘れてしまったのでないですが、ツヤツヤの状態の130iに戻りました!
何か少し塗装に不具合があると洗車をしていてもそこが気になってしまって楽しい気持ちは半減ですが、
ピカピカの状態になると洗車もグッと楽しくなります!
経年劣化で塗装がやれてしまったけどまだまだ乗り続けたいという方、中古車を買ったけれど色が気に入らなかったり塗装状態が良くない方、
国産車・輸入車問わずにお受けしています!
是非一度、全塗装工場 Ballers(ボーラーズ) にお問合せください!