今回はアコードの同色全塗装をさせて頂いたので、作業内容を公開したいと思います。
施工前
今回ご依頼を頂いたアコードは7代目の2002年から2008年まで生産をされていたモデルになります。
日本では2022年の8月に日本市場モデルの生産を中止してしまいましたが、北米では11代目の販売が決まっているようで、
1976年から今まで世界中で愛されている歴史のある車です。
依頼を頂いた7代目の車両も販売から10年以上が経っており、今回同色塗装でリフレッシュをしたかったそうです。
塗装の状態を見てみるとボンネットやウィングのクリアーはヤレており、ドアの部分はクリアーが剥がれています。
ボンネットは直射日光やエンジンルームの熱と紫外線・ウィングやドアは直射日光が非常に当たる場所なのでヤレたり剥がれたりしています。
施工内容
同色による全塗装です。
同色なので内側の塗装は無しのパックとなっています。
クリアーのヤレや剥がれている状態でしたが、ペーパーを当ててみると下地処理が必要ないことがわかったので足つけのみの作業になっています。
アウターハンドルなどのメッキパーツは塗装無しでした。
作業中
まずはボデー全体の傷や凹みを確認しながら研いでいきます。
ドアのエッジの部分やクオーターや左側のフェンダーはパテで傷をうめて平にしました。
その後にパテを塗った部分に対してサフェーサーを吹いて、細かい傷や密着性をあげます。
ベースの色を塗って色の塗装に入っていきます。
綺麗にマスキングをし直して、なるべくブツや埃が乗らないように気をつけて塗装をします。
本体の塗装が完成をしました。
ツヤツヤになって新車同様の輝きが戻りました。
次に分解をしたパーツの塗装をしていきます。
サフェーサーが必要な部分はサフェーサーを吹いて細かな傷などを埋めていきます。
全てペーパーによる足つけが完了をしたら台にセットをして残りのパーツを一気に塗装していきます。
作業後
全塗装完了後の写真です。
入庫時の艶が引いた状態から全塗装をしたので、どれだけ綺麗になったか一目瞭然ですね。
紫外線の影響を受けにくく塗装も綺麗な状態の元の塗装と比較をしても、色の差がなく新車同様の仕上がりになりました。
塗装がヤレた状態の洗車は悲しくなってしまいますが、再塗装で綺麗になった車は洗車も新車で買った時同様に楽しくなると思います。
今回のように同色全塗装をし、買った時の状態のピカピカの塗装に戻して長く乗りついでいきたい方も、国産車・輸入車問わないので一度お問合せ下さい!