今回は愛知県在住のオーナー様のニッサンの180SXを純正のKH3からの全塗装になります。
全塗装後の指定色としてトヨタの202をご希望でした。
入庫したらまずは現状確認です。
ライト類の点検、ミラーやパワーウィンドウの作動点検をさせて頂き、車の傷確認を行います。
今回はルーフ部分にクリアー層の剥がれがありますが、ここもきれいに仕上げます。
また運転席後部にパテ剥がれも起きていました。
左リヤクウォーター上部はラッカー塗料で塗装されております。
完全に剥離後にサフェーサーにて処理をします。
パテ剥がれ部を完全に除去して新しくパテを盛っていきます。
ボンネットにもいくつか凹みがありました。
パテだらけになってしまいます。
右フェンダー部分のパテ剥がれを削っていったところです。
やはり錆が発生し、パテが浮いてしまってきています。
下地作業中の油や湿気などで鉄板が1度錆びてしまうと、完全に錆を除去しなければまた錆が大きくなり、パテがはがれてしまい、再度同じ状況になってしまいます。
この後錆部分を除去し、錆止め塗料で塗装します。
パテ処理を行い、サフェーサーを吹いたところです。
左フェンダー部分もサフェーサー処理します。
いざ、塗装段階へ!
ブース内マスキング完了後です。
入念に脱脂を行い、タックロスにてできる限りホコリを防ぎます。
いきなり完成後の写真です。
ルーフもご覧の通りピカピカになりました。
今回は内側塗装なしですが元の色が黒色ですので違和感は全くありません。
今回の車両は25年以上前の車両のため、過去の修理跡がいくつもあり、その処理に少々手間がかかってしまいました。
しかし、もう現在では新車で購入することはできない車両です。
減ることはあっても増えることはありません。
大切な車両と、より長く、お付き合いができる環境をballersが後押しさせていただきます。