ホンダ フリードをスバルの純正色のPAFにてマット塗装(艶消し塗装)しました

今回は愛知県よりお越しのお客様の、ホンダ フリードのGY31シトロンドロップ(蛍光イエロー)をスバル レヴォーグのPAF(クールグレーカーキ)の艶消し(マット)全塗装をしましたので作業内容を公開させていただきます。

全塗装前の写真です

今回のお客様は、ご家族から蛍光イエローのフリードを譲り受け、その車の全塗装をご依頼いただきました。全塗装の希望の色は、某有名タレントさん考案の通称、世田谷ベースカラーです。非常に有名なカラーで、この色に全塗装したいというお客様も多く、当店でもお問い合わせが非常に多い色になっております。

また、最近では刷毛で塗装できる塗料も市販されており、インターネットで検索すれば、‘刷毛で世田谷ベースカラーに塗装してみました‘的なブログも多く見かけます。なんといってもDIY感覚で塗装できる手軽さに加え、価格の安さも魅力となっているようです。

今回のお客様も、過去に別車両にて某塗料メーカーさんの刷毛塗り塗装にチャレンジしたそうです!

しかし、そこの大きな落とし穴がありました。確かにDIY感覚で塗装は可能なのですが、そもそもこの塗料は1液塗料ですので、硬化しません。つまり、塗料単体では固まりませんので、クリアー塗装が必要です。現在の板金塗装業界でも1液タイプの塗装が主流ですが、それはベースについてという常識があります。1液のベース塗装の後には必ずクリアー塗装を行い、塗膜を保護をして塗装は完成しています。

では、1液タイプの塗料で、クリアー塗装を行わないとどうなるのか、疑問が生まれます。答えは簡単で、耐候性がなく、直ぐにはがれてきてしまいます。今回のお客様もその通りの結果になってしまいました。楽しみながら、マスキングを行い、DIYで塗装したまではよかったのですが、塗装後数か月で塗装がはがれる部分が出てきてしまったそうです。また、刷毛で塗装を行うと、どうしても刷毛目というものが出てきてしまいます。車一台すべてを塗装するような対象物が大きな場合では、 熟練のペンキ屋さんが行っても、 刷毛目を完全に消すことは非常に困難です。御客様自身の感想としまして、‘5Mほど離れてみればきれいに見える‘という感じだったそうです。

その為、全塗装専門店の当店へご依頼いただくこととなりました。

では早速作業に入っていきます。

今回ご依頼いただいたお車は、傷一つない美車でしたので、パテでの修復などは一切行っておりません。通常通り、ばらし作業を行い、マスキング作業を行っていきます。

マスキング完了時の写真です。

小物類も同様に艶消し塗装を行います。今回は追加でフロントグリルや、リアガーニッシュ部をマットブラックにて部分塗装することになりました。お客様の好みで部分的に塗り分け塗装を行うことも可能ですので、お気軽にご相談ください。

一気に組付け完成後の写真になります。

艶消し塗装では塗装後の磨き作業を行えません。また、つや消しでの塗装は、塗装のムラや、白ボケ感などにも注意しながらの作業が求められますので、非常に難易度の高い塗装になります。塗装中についてしまうホコリや、ごみなどを極力抑えつつ、均等に塗装する技術が要求されます。今回もムラ感や、ボケ感のない非常に綺麗な仕上がりとなりました。

気になる色味ですが、写真では少しグレーっぽい色に見えますが、実際にはもう少し水色っぽい色合いに仕上がりました。また、同時にマットブラック塗装を行ったグリルとの相性も非常によく、かっこよく仕上げることができました。

今回のスバルの純正色のPAFの色はお客様より指定をいただき塗装を行いました。クリアー塗装されている色しか見た事がなく、つや消し後のイメージが難しい色でしたが、世田谷ベースカラーに非常に近い色合いとなり、お客様にも非常に喜んでいただけました。

現在では海外メーカーの市販車でも艶消し塗装の設定が増えてきました。新車で設定のないお車でも艶消し塗装が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。