98年式 シボレータホをオリジナルブラックで全塗装しました

今回は西三河よりお越しのお客様のシボレータホの黒色からO.Gブラックへの全塗装の作業を公開させていただきます。

20年以上の月日が感じられるヤレ具合です

今回のご依頼は1998年式のシボレータホの黒色への全塗装です。全長は5M超です!やはり実際に見るとかなりの大きさです。今回はオーナー様のご希望で、メタリックの入った、青黒い黒色をオリジナルで調色して全塗装をすることとなりました。今回のタホは20年以上前に生産された車で、経年劣化による塗装のヤレも多くみられました。中でも特に状態がひどかった部分が、ボンネット、ルーフ、左側面でした。塗装は、熱の変化や紫外線などの影響を受けて劣化するのですが、その劣化のスピードは保管状態によって大きく変わります。

例えば、ボンネットはエンジンルームの熱と紫外線の影響をダブルで受けてしまう為に、非常に劣化しやすい箇所と言えます。ルーフも同様に紫外線の影響から塗装が劣化しやすい箇所です。また、今回のタホの場合は、常に青空駐車になっていたそうで、日が当たりやすい左側面の劣化が早くなってしまったようです。

今回はやれてしまった塗装面の下地処理を含めて全塗装を進めていきます。

では早速ボンネットから作業をしていきます。取り外して撮った写真です。アップで撮影すると塗膜が断裂しているのが分かります。カッターナイフで切り込みを入れたような状態に。

下地処理をするために旧塗膜は完全に剥離します。剥離剤を使用し、塗膜を剥がしていきます。完全に鉄板部分を出してから下地処理の開始です。

表の処理は完了です。次は裏側の作業です。

裏側は部分的に錆が発生していました。錆の部分を残してしまうと、残した部分から再度錆が発生しやすいので、錆びている部分は削り落とし、パテにて形を整えます。その後同様にサフェーサーにて処理します。

ルーフ部分も同様の作業を行います。

次に凹んでいる部分の修理を行います。マスキングの箇所がへこんでいる箇所です。すべてパテを盛り、サフェーサーにて処理をしていきます。

バックドア部分も同様に作業していきます。

ここまでが下準備です。この後メインの塗装に作業に入っていきます。

塗装後の仮組状態の写真です

グリルも再塗装して取り付けます。今回はオーナー様のご希望でヘッドライト類、テールライト類の交換も同時に行いました。作業中に取りはずす部分は同時に交換なども可能です。

完成後の写真です。今回はオリジナルブラックでの全塗装でした。赤みを抑え、青黒い黒を意識して調色を行いましたが、いい感じです。

今回の全塗装は、下地処理がとても重要なケースでした。20年以上前の車ですが、全塗装にて鮮やかに蘇りました。車の状態に全く同じものはありません。下地の処理の方法も一つではありませんし、オーナー様のご希望も一つではないと思います。お客様の希望をお気軽にお伝えください。